あなたは会社の売上アップのため、営業代行会社を「業務委託契約」でなく、アポイント獲得時のみに費用発生する「成果報酬型」で利用してみたいと思っていますか?
契約費用体系が成果報酬型になっていると「定まった月額を払うより安く使えそうだ」と思う人も多いでしょう。
「成果報酬型」では成果の分だけ支払えばいいということなので、「コストを抑えやすい」と思う気持ちはよくわかります。
しかし、「成果報酬型のほうがオトク」と考えるのは危ないかもしれません!
「成果報酬なのでコストを抑えて、安心して使うことができます!」と提案してくる会社も、「初期費用」がかかるなど、「本当に安いかどうか?」ということは利用前に調べておく必要があります。
この記事では、「【営業代行】成果報酬型は本当にお得なのか?」ということで、これから「成果報酬型」で営業代行会社を使おうと思っている方のために、チェックしておくべきポイントについて解説しています。
■営業会社が本気を出して営業に取り組んでくれないリスク
成果報酬型には大きなリスクがあります。
彼らが成果を出すためにどのようなアクションを起こしてくれるのか、詳細を教えてくれない会社が多いのです。
なぜなら、成果分しか報酬が受け取れないので、成果が出やすい案件ばかり取り組む場合があるから。
営業代行会社はたくさんの企業から依頼を受けますが、どの企業とも成果報酬型の契約を締結しています。
成果が出た分しか報酬が受け取れないとなると、成果が出る案件ばかり取り組み、売れない案件には時間をかけない。
これは当然ともいえるでしょう。
結果が出ない、成果が上がらないとしても、彼ら(営業代行会社側)には「成果を請け負っているわけではない」という大義名分があります。
成果が上がるための取り組みはオープンにせず、売れる案件だけをやる。したがって、営業会社が本気を出して営業に取り組んでくれないリスクがあるのです。
■アポ獲得のみを目的にするから、売上を上げるための業務はしない可能性がある
もう一つのリスクは、成果報酬型だとアポ獲得以外に目を向けてくれない可能性がある、ということです。
依頼する側からすれば、目的は売上アップです。
しかし、成果報酬型の場合は「アポ1件あたりいくら」といった契約をしますので、営業代行会社はアポ獲得を目的にしています。
こうなると、どういう結果になるかといえば、「アポは集まったが売りにくい相手ばかりだった=売上につながらなかった」といったことが起こりえます。
売れないアポを取り付けていると、自然に依頼側の企業イメージが下がるでしょう。
このように、営業代行会社を費用だけで選んでしまうと、期待していたものと違うことが起こります。
また、そうなった場合に、依頼側(=あなた)には、文句が言えないという状況にもなりえるのです。
費用が安いものには安いだけの理由があり、リスクがあることを踏まえた上で、依頼する営業代行会社を決めるべきでしょう。
■まとめ
この記事では、「【営業代行】成果報酬型は本当にお得なのか?」ということで、これから「成果報酬型」で営業代行会社を使おうと思っている方のために、チェックしておくべきポイントについて解説しました。
実際に営業代行会社を利用する場合、成果報酬型を選ぶなら、「どこまで業務に取り組んでくれるか?(売上アップにつながることを本当にやってくれるのか?」ということについて、事前にしっかりコミュニケーションを取り、難しいと思えば他の会社を検討するようにしましょう。