営業ノウハウ

「もう営業辞めたい」と思ったら考えるべきこと

あなたは今「営業を辞めたい」と思って、悩みを抱えているのかもしれませんね。

「営業を辞めたい」と一概に言っても、その理由は人それぞれです「ノルマのプレッシャーがつらい」「成績を上げることができない」など、営業職としての成績に悩む人が多いと同時に、「お客さまと話す事が得意ではない」といったコミュニケーションスキルに悩む人も多いでしょう。

また、労働環境面では、「拘束時間が長い」「社内の人間関係がうまくいかない」といった、営業のお仕事内容以外の部分で悩む方も多いと思います。

今回は「もう営業辞めたい」と思ったら考えるべきこと」という内容で、営業職に就く方の悩み解決のヒントをお伝えします。

 

■「辞めたい」のはなぜ?そう感じている理由(要因)を明確にする

 

社会人3年目以内など営業職としてのキャリアが浅い方の場合「営業に向いていないんです」と決めて、悩んでいらっしゃる方がいます。

しかしよく突き詰めて考えてみると、営業が向いていないのではなく、まだ仕事に慣れていないだけだったなど、自分では判断できていないケースもあるようです。

「営業を辞めたい」と思われている方は、そう感じている理由(要因)をハッキリさせてみましょう。

また、「営業」のお仕事自体を辞めることで、その問題が解消するのかどうかも合わせて考えてみると、悩みの解消策がわかるかもしれません。

 

■営業を辞めたくなった時の対処法

 

売れている先輩のセールストークを真似てみる

 

いくら営業に向いている方でも、辞めたくなるタイミングはいつでもあるものです。

特に、売れない、ノルマの未達が続く、などということが多いと、キャリアが多い人でも辞めたくなってしまいます。

ノルマを達成するためには、まずノルマを実際に達成している人の真似をするのが手です。

研修で先輩のセールストークを真似ることをやったかもしれませんが、それを再度やってみること。

先輩であれば頼みやすいですし、教えるのが好きな先輩も必ず身近に1人はいるものです。

その人が売れているのには理由があるわけで、それを真似することができれば自分も売ることができます。

 

他の営業手法が無いかを考えてみる

 

現状の営業手法への限界、またはストレスから「辞めたい」と思ってしまう人も多いでしょう。

また、テレアポや飛び込みによるストレスが大きすぎて辛いといったように、同じ営業ノウハウばかりでは限界が来ることもあります。

その場合は、うまくいかないことを一度ストップさせて、思い切って他の営業手法がないかを考えてみることが大事です。

 

あえて顧客への訪問回数を減らす

 

メールなどを使い、て顧客への訪問回数を減らすことも一つの手です。

顔を合わせないとしても、メールなどで接触回数を増やすことで、顧客とのより深い関係が築ける可能性も出てきます。

 

他部署へ異動できないか上司に相談してみる

 

何を試しても、「もう営業をやり続けるのは無理、退職したい!」と思いつめた場合は、その前に他部署への異動を上司に相談してみましょう。

上司も部下に辞められると評価が大きく下がってしまいますし、親身に相談に乗ってくれるはずです。

また、会社としてもせっかく採用した社員が辞めるのは大きな痛手ですから、退職されるくらいなら異動させるという考えにもなります。

せっかく入社した会社をやめてしまう前に、異動の可能性を探してみてください。

 

■本当に耐えられないなら辞めた方が良い

ノルマによるプレッシャーから解放され、新しい職場で輝くこともある

 

対処法を試してみた結果、それでもやはり耐えられないということであれば、無理にその職場にしがみつくことはありません。

精神的ストレスを抱えていることは、深刻な病気になることもあるでしょう。思い切って辞めてしまうことで、営業ノルマによるプレッシャーなど、過度な精神的ストレスから逃げることも大事です。

 

■半数以上の人が仕事が嫌いだと思っている

 

ニュースサイトの「しらべぇ」による調査では、自分の好きなことを仕事にできている人は33%というデータがあります。

 

参考:https://sirabee.com/2015/01/26/15843/

 

ここからわかることはシンプルで、実に67%もの人が、好きでもない仕事をしているということです。

ラッシュ時に電車に乗ると、死んだ目をして通勤している人をよく見るでしょう。

また、つまらないことで電車内でけんかをしている人もいます。

彼らは嫌な仕事を我慢しているのでしょう。

世代別のデータを見ると、興味深いことが分かります。

参考:https://sirabee.com/2015/01/26/15843/

 

年齢が上がるほど仕事が好きな人が増えていきます。特に、60代では半数近くの人が自分の仕事に対してポジティブですね。

これからわかることは「当初は嫌いだった仕事でも、何年も続けていくうちに好きになった」ということ。

結果が出ればやりがいを感じられますし、重要な役職を与えられるとそこに「生きがい」すら感じることも。「辞めたい」と思っていても、あとひと踏ん張り、一生懸命に仕事に打ち込めば、だんだん営業職を好きになれる可能性があります。

 

自分のやっている仕事に、最初から興味が持てない場合もあるでしょう。例えば、入りたかった別の会社に落ちてしまって、行きたくもない会社に入ってしまったようなケースです。

就職氷河期の世代だと、そういった人が多いのも当然です。

しかし、「この経験が将来の役に立つと考える」ことで、今の仕事が面白くなかったとしても、その経験が何かの役に立つかもしれません。

転職市場では過去の経験が重視されます。現在の我慢が、のちのキャリアアップに繋がる可能性があるのです。

仕事の中で、会社の外でも役に立つ経験やスキルはないかと考えてみてください。特殊な経験であるほど自分の武器になります。

そして、周りの人と差別化して、自分自身の価値を高めることができます。

また、誰の役に立つ仕事なのかを考えることも重要です。日々の業務に追われていると、その仕事の意味を感じることができませんが、仕事である以上は、必ず誰かの役に立っているはずです。誰のための仕事なのかを考えれば、やりがいを見つけることができます。

たとえば、訪問営業をしているとすれば、そのアポによって必要な人に商品・サービスの勝ちを届けることができます。そうすることで、その顧客にとってのプラスになることも多いのです。

テレアポで、事務所で電話をかけ続けることが辛い人もいるでしょう。しかし、顧客のことを考えれば、いつかその勧誘が役に立つこともあり、長い目で見れば意味のある仕事だと思えるでしょう。

辛いときほど、視点が狭くなりがち。しかし、広い視点で仕事をとらえれば、別のことが見えてくるのです。

 

■まとめ

 

今回は「もう営業辞めたい」と思ったら考えるべきことについて、今すぐできる解決策の例などをまとめてご紹介しました。

どれだけ対策をしても、仕事の内容やメンタル面が回復しないことがあります。

社内で異動することもできない場合、会社を辞めて転職するしかないでしょう。ただ、転職したとしても次の職場で面白い仕事に出会う保証はありません。

どの仕事でも、どんな職場でも困難はありますし、辛い仕事に出会うと転職した意味がなくなってしまいます。

会社を辞めるのなら、そういったリスクも考えるようにしましょう。

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